2016-10-21 第192回国会 衆議院 法務委員会 第3号
例えば、二〇一四年、逮捕から実に四十八年ぶりに釈放された袴田巌さん、死刑確定囚であります。再審開始と同時に、袴田さんの場合は拘置の停止も決定がなされました。 その際の静岡地裁の決定では、捏造された疑いのある証拠で死刑の恐怖のもとで身柄を拘束されたと、捜査の全否定ともとれる表現で検察、警察の批判もありました。
例えば、二〇一四年、逮捕から実に四十八年ぶりに釈放された袴田巌さん、死刑確定囚であります。再審開始と同時に、袴田さんの場合は拘置の停止も決定がなされました。 その際の静岡地裁の決定では、捏造された疑いのある証拠で死刑の恐怖のもとで身柄を拘束されたと、捜査の全否定ともとれる表現で検察、警察の批判もありました。
私は、袴田巌さんの支援をしているときに、非常に痛感したんです。成年後見制度の手続をしたくとも、本人が採血を拒否しているがゆえに後見制度の申請ができないであるとか、健康診断を本人が拒否しているので受けられないといって入り口ではね返されてしまう。
静岡県警の自白強要と証拠捏造、検察による無罪証拠隠しによって死刑囚とされた袴田巌さんへの歴史的な再審開始決定は、国家機関が無実の個人を陥れ、四十五年以上にわたり身体を拘束し続けたことになり、刑事司法の理念からは到底耐え難いことと言わなければならないと厳しく断罪をいたしました。 まず、法務大臣と国家公安委員長に伺いたい。冤罪は、偶然の不幸だとか刑事司法に内在的に付きまとう弊害などではありません。
袴田巌さんにおいて言えば、約五十年、半世紀にもわたって死刑囚として拘留されていたわけです。志布志事件においても、ようやく無罪判決も出ましたが、その間には一人、自分の無罪の判決を見る前に亡くなられた方もいるんです。 こういったことに真摯に向き合っていくというのが政治なんじゃないでしょうか。
それはそれで、私は何を言われても構いません、いいですけれども、袴田事件は、昨年三月、裁判所が証拠の捏造を指摘して、しかも、これ以上拘置することは耐えがたいほど正義に反するという決定を出しているのに、いまだに検察庁は新聞記者に、袴田巌を死刑台に連れ戻すと言っているそうですね。腐っていますよね、人間が。こんな人たちのどこを信用できるんでしょうか。
弁護団によると、袴田巌元被告が当時取り調べを受けている最中にトイレに行きたいと要望したにもかかわらず、取り調べ室で用を足させていた様子が録音されていた。袴田元被告、小便行きたいんですけどね。警察官B、トイレとってきますか。警察官A、便器持ってきてここでやらせろ。
○清水委員 袴田巌さんの事件でも、弁護士との接見交通時の会話が録音されていたということも明らかになりました。袴田巌さんが逮捕されて五日後に弁護士が接見に行った、その内容が録音されていたオープンリールテープが出てきたということも明らかになっているんです。
袴田巌さんの事件など、関係者の方々がお見えになりまして、人生を取り戻せないという無念の思い、冤罪はあってはならないということを訴えておられました。関係者の方々から冤罪がつくられていく過程をリアルに伺って、改めて、冤罪を許してはいけないという思いを強く持ちました。
だったら、私は、例えば袴田巌さんの事件も含めて、仮に再審が認められたときに、その再審の場において、裁判員裁判にするべきだと思っているんですよ。 ところが、私、この裁判員法の法律をつらつらと読みますと、この裁判員裁判の法律ができる以前に判決が出された訴訟については、裁判員裁判が適用できないというふうになっているんですよ。
自白偏重とも言える日本の刑事裁判のあり方は、時に数多くの冤罪を生み出す役割を果たし、最近でも、袴田巌さんの事件に代表されるように、社会的にも問題となってきました。 日本共産党は、裁判員裁判が推定無罪の原則を貫くとともに、国民の社会常識、市民感覚をよりよく反映させ、事実認定を適正化する制度となるよう提案もしてきたところでございます。 最初に、上川陽子法務大臣に伺います。
○鈴木(貴)委員 今回、この質問をさせていただいたのは、再審請求の開始決定が出されましたあの袴田巌さんのケースがあります。 拘置所のお医者さんがこのお姉さんに、認知症、拘禁症、糖尿病を発していると実際にもう数年前から告げられております。そしてまた、私自身、非常に衝撃的だったのは、その際、過去に自分の便を食べるような異常行動もあったというふうな話も聞かされていたそうです。
一九八〇年に死刑が確定していた袴田巌さんの刑の執行停止も決まり、袴田さんは同日、東京拘置所から釈放されました。それに対して、静岡地検は、再審開始を認めた決定を不服として、東京高裁に即時抗告、再審をめぐる審理はまだ続いています。四十八年間も拘束され、この中で、正直、本当につらい思いもした、精神的にもやられる。しかも、静岡のこの裁判の中では、証拠を捏造した、そして、取り調べの厳しさがあります。
その点で、大変残念なことがまたしても起こったわけですけれども、三月二十七日、静岡地裁が袴田巌さんに対して再審開始決定をいたしました。その際に、有罪判決の決め手となった、犯行時、袴田さんが着ていたとされるシャツについては後日捏造されたと、こんなふうな表現も出ております。
○鈴木(貴)委員 皆さんもよく御存じだと思いますし、また、きょうも郡議員そして田嶋議員も質問の冒頭に触れていらっしゃいましたが、先月の二十七日に、私がずっと取り組ませていただいております袴田巌さんの再審開始の決定が静岡地裁により下されました。しかし、きのうの、それこそこの時間であったかと思います、大体四時四十四分ごろだったかと思うんですけれども、検察は即時抗告を行いました。
実は私も何度も質問させていただきましたが、きのう、袴田巌死刑囚救援議員連盟の再立ち上げがありまして、総会を開かせていただきました。本委員会の先生にも御協力をいただいているところであります。その支援団体の皆さんから大臣宛ての要請書というものも預かっておりますので、今後そちらの方でも、大臣に、ぜひとも法と正義に基づいて公正公平な社会をつくるべく、またお力をかしていただきたいと思います。
ただ、皆さんに御理解いただきたいのは、現実問題、今この時間、いわゆる袴田事件、無実を訴えている袴田巌さん、四十六年間、再審請求を何度も拒否された結果、半世紀近く拘置されております。 この袴田さんにはお姉さんがいらっしゃるんですけれども、お姉さんも、無実を訴えながら、そして信じながら、再審請求をしながらも、両親も兄も亡くなっていった。
○鳩山国務大臣 袴田巌死刑確定囚について、支援者の方々などから、いわゆる文書による、手紙というのか申し入れというのか、そういう形で要請を受けておりまして、それは目を通しておりますが、もちろん、私が目を通す前に省内の担当者が場合によっては面謁してお話を聞いたり要請書を受け取るということがあって、その報告が私に上がってきて、私がそれを見るという形で報告を受けております。
袴田巌という人はもういないんだということで、全能の神が吸収した、全能の神は今どこにいらっしゃいますか、こういう話をずっと三十分いたしました。 そこで、ちょっと矯正局長に伺いたいんですが、その〇三年に面会がかなった後、またしばらく会えなくなって、ただし、昨年の十二月くらいからかなり頻繁に面会にも出てこられるようになったと聞いているんですね。
今、西嶋参考人から名前が出た袴田巌さんという確定死刑囚の方がいらっしゃいます。私は、東京拘置所で三年前にお姉さんと弁護人と何人かで会うことができました。しかし、これはもう例外中の例外で、彼は、自分はもういなくなった、自分は、袴田という者はもうおらぬのだと言って、呼び出しても出てこないんですね。
最後に、大臣に、私がずっと取り組んでおります袴田巌さんのことについて、一言だけ伺いたいと思うんですけれども、彼は冤罪を訴えています。そして、有名なプロボクサー事件で、プロボクシング界も挙げて応援をしたということで知られている方ですね。 この方は、もう十年ほど、ほとんど面会を拒絶されている。
私、本日午後一時に、東京拘置所に参って、死刑確定囚である袴田巌さんの面会を申し込んでまいりました。 残念ながら、本人の方が会いたくないということで会うことができませんでしたが、東京拘置所の責任者の方々から事情を伺ったところ、健康診断についても、それを受けることを拒否しているという現状であります。非常に精神的に障害のある状態に受刑者が現状としてあるという事実を、改めて認識した次第であります。